ビットコイン価格が9,600ドルの壁を突破、次のアクションは?


ビットコインが短期的な重要なレジスタンス(抵抗線)として見られていた9,600ドル付近の価格帯を突破し、9,800ドル付近まで上昇した。


 
 
 
 
近の大幅な価格調整が予想されていたBTC市場だが、多くのアナリストの予想とは裏腹に、BTC価格は8,200ドルから9,800ドルへのムーンショットを見せた。

直近の価格推移に関して、専門家はどのような見解を示しているのだろうか。
 

出典:https://coincodex.com/crypto/bitcoin/

 
 
10,000ドルを目の前にした次の展開は?
 
一部のアナリストが大暴落を示唆している中で、ビットコイン価格が9,800ドル付近まで到達したことが確認された。

ツイッター上の人気経済学者レックス・クルーガー氏によると、BTC価格が9,600ドルを突破した後に意識される価格帯は、心理的な抵抗線になると考えられる区切りの良い「10,000ドル」だという。

 

次の主要抵抗線:9,600、10,000、11,500-11,750、13,000、15,000、17,400、20,000、ムーン

 
また、2022年の潜在的なムーンは78,500ドルだと主張する、同じくツイッター上で人気なテクニカルアナリストのジョッシュ・ラエガー氏によると、短期的には9,800ドルを突破するかどうかが注目すべき点だそうだ。

チャネルラインのトップに触れる価格でもあるこの9,800ドルを上回ることで、ビットコインが10,000ドルまで上昇することを期待できるという。
 

BTC価格が再び9800ドルに達し、さらに上がり続けるのであれば10,000ドルまで上昇する。短い時間足のチャートで潜在的にレンジが形成され始めるので、今のところは辛抱強くなることが重要だ。

 
また、クルーガー氏のツイートにもあるように、実際にBTC価格が5桁へ突入するケースでは11,700ドルを上回ることで「強気心理」と「貪欲さ」がBTCを最高値更新へと押し上げる、とラエガー氏は続けた。
 
 
あのアナリストが超強気発言を再び
 
10,000ドルが目と鼻の先にあるビットコインに関して、多くの業界人は楽観的なコメントを寄せている。

例えば、Gemni取引所共同創設者のタイラー・ウィンクルボス氏は、BTC価格が10,000ドルを突破した場合、「15,000ドルへ達するのに賭けられる」とツイート。

また、価格予想を昨年大きく外した敏腕アナリストも、直近の市場高騰を受けて再び口を開いた。
 

 
バイナンス取引所CFOのインタビューに応じたFundstrat Global Advisors共同創設者のトム・リー氏によると、BTC価格が10,000ドルに達した時点で起こる「FOMO」が、ビットコインを20,000ドルまでプッシュするという。

(*FOMOとは、リターンを得るチャンスを逃すまいと焦る心理状態のこと。)

また、「BTCが(10,00ドルを)突破できれば、5ヶ月以内に40,000ドルまで上昇する」と言い添えた。
 
 
ビットコイン市場を突き動かす「好材料」は?
 
eToroアナリストによると、現在の仮想通貨市場の「好材料」としてはビットコインのブロック報酬半減まで一年を切ったことや、FBが指揮を執るデジタル通貨プロジェクトの本格始動による市場心理の改善が挙げられるという。

また、一部の業界人は米大統領から圧力を掛けられているFRB(連邦準備理事会)が設定するフェデラルファンド金利の不確実性を指摘している。
 

 
今月19日に開かれたプレスカンファレンスで、FRB議長ジェローム・パウエル氏は、金利の誘導目標を2.25-2.50%に保つと発表したが、年内に利下げ(=中央銀行による更なる量的緩和)を実施する可能性を否定しなかった。

そんな先行きが見えない中央銀行の金融政策に対して、Ikigai Asset ManegementのCIOであるトラビス・リング氏は、次のように述べている。
 

国家に影響されなく、供給量が決まっており、国際的で、不変的な、また分散型&デジタルな価値の保存手段にとって非常に強気だ。

 

☞ビットコインは「説得力のある」ヘッジ手段?

 
かねてより一部の市場アナリストが30-40%の価格調整を予想している中、激動の国際情勢に平行しながら我が道をダッシュする直近のBTC市場の動きに注目だ。
 


 
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